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2011年8月17日 (水)

境界杭の費用負担

土地の境界杭の重要性については前にも書きましたが、将来に向けて、測量図よりも重要かもしれません。

境界杭は、目で見える形で、その位置を主張しており、関係者の代が変わっても、無言の内に主張しています。目で見える形が重要でありますが、暗黙の内に納得し引き継がれていくことになります。

一方、測量図は、最近、カラーで、写真入りで、印鑑付立会確認書などが付いており、立派な図書になっていますが、案外大事にしまい込んでしまうので、引き継ぎがおろそかになりやすいのです。

昨今では、土地の売買時には必ず事前に測量され、境界杭も設置されるのですが、地価の下落に伴い、測量代が気になる状況になってしまっています。一般的に、測量は売り主の負担になりますので、売り払ってしまう土地に費用はあまり掛けたくないのが人情であります。したがって、測量代の値下げ要求が強くなり、最後は境界杭の種類が簡易的になってきます。境界杭の重要性から、永久性のある杭を設置した方が当然いい訳ですが、売り主としては、その必要性がないので、簡易的なものを要求することになります。

買い主は、そのまま引受けることになりますが、新しい所有者としては堅固な境界杭に守られた土地の方が長期にわたって境界の安定につながるのは当然だと考えます。

永久性のある境界杭は、打設ではなく、土木工事と同様な手間が必要です。だからある程度の費用が掛かることから、全て売り主負担とするのではなく、買い主側からも負担して、買い主のための堅固な境界杭を設置しておくことが重要と考えます。それが境界の安定に繋がり、付近の円満関係が損なわれるリスクもなくなるものと思っています。

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